ヒラカワが選ばれる理由

STRENGTH

ボイラとともに歩み、
プロフェッショナルとしての一世紀。

今も社会の様々な場所で熱源として広く用いられているボイラですが、その歴史はとても古く、ボイラの誕生は第1次産業革命にまで遡ります。長い歴史を誇るボイラは、今も社会で大きな役割を担っています。
株式会社ヒラカワは100年以上の歴史を持つボイラ専業メーカーです。日本に於けるボイラの黎明期からこの重要な産業機械を手掛け、日本の産業や経済の発展と共に歩んできました。
時代は移り変わり、ボイラに求められる性能も高度化、多様化しています。ヒラカワは熱効率の向上や排出されるCO2の削減などの技術を追求することで世の中の高まるニーズにお応えし、今日まで実績と評価を積み重ねて参りました。
日本で最初に炉筒煙管ボイラの自社ブランドである「MP100型シリーズ」を開発し、大量生産によるボイラを世に送り出したメーカーとして、これからもボイラに出来る事、ヒラカワに出来る事を提案して参ります。

お客様の課題、ニーズに向き合って
新しい価値を創造する。

私たちヒラカワが考えるボイラメーカーとしての役割は、お客様の課題を解決する「ソリューションビジネス」であると捉えています。お客様から頂いたご依頼に基づいて「言われたものを売る」のではなく、そのボイラがお客様の元で「何に使われているか」「何の役に立っているのか」を詳細にお聞きした上で提案する取組みを続けています。
実際にお客様から課題やご要望をお伺いすると、ボイラの用途は実に広く、私たちの想像を超えたお答えを頂く事もあります。
例えば、「乾燥」のためにボイラが用いられることは多々ありますが、その温度については多くのボイラが180度を上限としており、それを超える温度が必要な場合はお客様側で様々な工夫をされている事が分かりました。このような声をヒントに、必要とされる温度を実現するボイラを開発するなど、多くのお客様の声がヒラカワ製品に盛り込まれています。
ボイラを購入される際に、事前に製品のテストをしたいというニーズもあります。「製品の加熱」「製品の乾燥」といったようにお客様が実際にボイラを使用して行う業務をテスト出来るよう、ヒラカワでは滋賀県の自社事業所内に実機によるテストが可能な実験センターを設置しています。これは日本初の取組みであり、多くのお客様からご好評を頂いています。

大切なのは、ヒラカワの「ファン」づくり。

ヒラカワ製品を導入して頂く事はもちろん重要なのですが、私たちがそれよりもさらに大切にしている事は、ヒラカワの「ファン」づくりです。ヒラカワの製品だけでなく私たちヒラカワ自身のファンになって頂く為に必要な事とは、何でしょうか。
「買って良かった」と思って頂く事でしょうか?
これは価格が安ければ満たせるニーズです。それに加えて「使って良かった」と思って頂ける事、これは製品の品質が期待通りでなければ達成出来ない満足です。そして今後、「何かあったらヒラカワに聞いてみよう、声を掛けてみよう」と思って頂ける事、これこそがファンづくりです。
ボイラがお客様にとって本当に役立つ存在である為に、ヒラカワでは「省エネ診断」というサービスを実施しています。ボイラの負荷診断と熱源用途に対してボイラのスペックや使われ方が最適であるかどうかを診断し、その結果を踏まえたご提案を行います。
この診断に使用する分析装置でヒラカワは特許を取得し、ボイラが「何に使われているのか」「何の役に立っているのか」を追求することで「ヒラカワファン」の拡大を目指して参ります。

これからのボイラの進むべき道、
あるべき姿を追求。

創業以来100年以上の歴史においてヒラカワはボイラを通じて、産業の発展や人々の暮らしを豊かにする事に貢献してきました。
今後も更に技術を研鑽し、環境性能の高い製品づくりを進めていきたいと考えています。
その先には、水素やアンモニアなど次世代のエネルギーを使用したボイラの開発も必須であると考え、基礎開発を行っています。これらのエネルギーには炭素が含まれておらず、燃焼をしてもCO2を排出しません。環境性能に優れたボイラとして実用化する事で、新たな変革が起きる事を期待しています。
IoTとAIによるボイラの遠隔管理、遠隔診断についても、次世代の重要な技術です。
これを実現する為に、ヒラカワでは自社社屋の空調で実験を行っており、データの蓄積を進めています。こうした研究、実験による成果を開発に反映する事で、これからの時代に於けるお客様のご期待にお応え致します。