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ヒラカワのボイラ

これからも広がる「ボイラに出来る事」

ボイラと向き合い、進化と共に一世紀以上歩み続けてきたヒラカワは、「蒸気」と「温水」の両方、更には多種多様な分野で利用されるボイラを手掛ける事でボイラの総合メーカーとしての地位を確立してきました。
とりわけ、多くのお客様から高い評価を頂いている潜熱回収技術は、かねてから素晴らしい技術である事は認識されつつも、実用化には環境保全の面から多くの課題がありました。しかし、ヒラカワではこの課題を克服し、大幅な燃費向上とCO2排出削減を実現し、環境を配慮しつつも素晴らしい技術を発信する事が出来ました。
このような取組みを通して、ボイラの可能性を更に広げ、SDGs(持続可能な開発目標)の実現や、お客様の省エネ・省CO2対策に貢献していく事こそが、ヒラカワの大切な使命であると考えています。

ボイラの用途

蒸気ボイラ

蒸気は社会のあらゆる場面で熱源として利用されています。蒸気ボイラは、大きなビルや広い地域の冷暖房設備(地域冷暖房)、熱や圧力を利用して製品を作る食品製造・ダンボール製造などの各種工場、滅菌や殺菌を必要とする病院などで使われています。

蒸気の用途

乾燥・過熱・滅菌・殺菌・煮沸・加湿・濃縮・冷房・暖房・洗浄・脱臭・溶解・調理・加硫・調湿・解凍・発電・加熱・動力源・反応促進・土壌消毒 など 

温水ヒータ

給湯を中心にいろいろな熱源として利用されるのが温水です。温水ヒータは、大量のお湯を使用するスーパー銭湯やスポーツクラブ・ホテルをはじめ、冷暖房用として病院やビルなど、広く社会で活用されています。

温水の用途

風呂・洗浄・滅菌・加熱・暖房・冷房・融雪・溶解・解凍・冷却・養殖・園芸・消毒・調理・プール など

基礎研究と産学連携でヒラカワの技術を進化

これからのボイラに託された期待や課されたテーマは、とても大きいものです。これにお応えする為に必要なのは、更なる技術革新とノウハウの結集です。
一世紀以上の歴史を持つヒラカワには膨大なノウハウとデータが蓄積しており、こうしたヒラカワの財産が次世代のボイラを生み出します。
基礎研究や基礎実験による技術開発を担う「ボイラ技術開発センター」を社内に設置し、外部の研究機関と、産学連携による研究にも取組んでいます。様々な角度からボイラに向き合う人たちが結集する事で新たなアイデアや提案が続々と生まれ、「ヒラカワの技術と品質」を支えています。

ボイラ技術開発センター「B-TEC」

2004年、滋賀事業所内にボイラ技術開発センター「B-TEC」を開設。ボイラ技術開発に特化した日本初の本格的な実験研究センターで、お客様の目の前で実際にテストを行い、製品の実用化に向けてボイラの性能や効果を確認して頂ける施設です。
資源循環型社会に対応する為、あらゆる燃料を燃やせる燃焼実験炉を設置している他、過熱蒸気、高圧蒸気、飽和蒸気、低圧蒸気など様々な蒸気・温水の特長を生かした実証実験装置、分析室、計測室、セミナー室など、多彩な施設があります。
また、開発に携わる者は定期的に大学教授の指導による技術力の向上に努め、大学など外部機関との協力により、新製品開発に必要な基礎技術を確立しています。2019年6月には本社社屋内にB-TEC Osakaも開設しました。お客様の省エネはもちろん、環境にも配慮した技術開発で、次世代の為の地球温暖化防止に貢献出来るよう努めています。

「B-TEC」(滋賀事業所内、滋賀県野洲市)
「B-TEC Osaka」(大阪本社内、大阪市北区)